雑誌は、若者にとって“読むモノや情報源ではなくなっている”のだそう…。Z世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』が発表した「雑誌の購入動向」に関する調査結果をシェアしながら、Z世代の今どきな雑誌事情を探ります。
雑誌ってどんな存在?
流行りのファッションや新作コスメなどトレンドを知りたいとき、頼りになるのが“雑誌”の存在。
しかし、近年はInstagramなどのSNSでも気軽に情報収集できる時代に。
そんな現代、デジタルネイティブなZ世代にとって雑誌はどのような存在なのでしょうか?
今回は、Z世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』が大学生を対象に実施した「雑誌の購入動向」の調査レポートを基に、若者の雑誌事情を詳しく紐解きたいと思います。
買った経験がない人も…。Z世代の雑誌の購入頻度は?
まず、雑誌を買う頻度について伺った質問では、「二、三年に一冊」よりも少ないと答えた人が最も多い割合を占めました。
また、雑誌の「購入経験なし」と答えた人は約2割で、“大学生の約5人に1人が雑誌を買ったことがない”という結果に。
一方で、毎月雑誌を購入している大学生は1割程度に留まりました。
雑誌が読むモノではなくなっている!?
Z世代が雑誌を購入する機会は少ないようですが、Instagramを覗いていると雑誌が写り込んだおしゃれな写真をよく見かけることも。
今回のアンケートでは、雑誌は読むモノから“インテリアとして置くものに変化している”と「感じる」と回答した大学生が4割以上いました。
3割強の人がインテリアとして雑誌を購入
さらに、インテリアとして雑誌を購入したことがあるか問うと、3割強の人が「ある」と回答。
これらの結果を見ると、Z世代にとって雑誌はインテリア化していることが伺えます。
また、インテリアとして買ったことのある雑誌には『NYLON』『VOGUE JAPAN』『POPEYE』『LARME』『anan』などが挙げられ、ファッション系が支持を集めていました。
“雑誌=おしゃれなインテリア”がZ世代の認識?
SNS映えを重視しているZ世代にとって、雑誌は読むモノから置くインテリアへと変化しつつあるようです。
さらに、インテリアとしての購入経験がある人の間でファッション誌が人気だったことを踏まえると、Z世代は表紙や誌面がおしゃれな雑誌を好むのかもしれません。
【調査概要】
『Z世代調査 雑誌の購入動向』
調査対象:サークルアップに登録する大学1年〜4年生201人
調査方法:サークルアップ for client のアンケートオファー
調査主体:株式会社RECCOO